1．マルチビタミン＆ミネラル
米国製のマルチビタミンサプリに対して「得体のしれない添加物を使っていそう」 、「お腹を壊したらどうしよう」 と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、GMPと呼ばれる医薬品などにも利用される製造管理基準を満たさないと、サプリを販売することができないため、実は、多くの米国製サプリの安全性は、日本以上に高水準です。
マルチビタミンサプリには、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンK、葉酸、亜鉛、パントテン酸、鉄、マグネシウムなど、多くのビタミンがバランスよく含まれており、基礎栄養素まんべんなく摂取して、脳内物質を生成しやすくする環境を整えます。
鉄含有 アライブ！（マルチビタミン＆ミネラル）お得サイズ ￥3,980
こちらのアライブのマルチビタミン＆ミネラルは、鉄を含めてすべてのビタミンとミネラルを、日本製のものよりも多く含有していて、かなりリーズナブルです。こちらをベースとしていただきたく思います。
2．ビタミンB群
セロトニンなどが作られる際、トリプトファンやグルタミン酸というアミノ酸と一緒に必要になるのがビタミンB６です。また、ドーパミンやノルアドレナリンの生成ではビタミンB３が使われます。B1やB2、B12など他のビタミンB群も、体の様々な代謝に役に立っており、水溶性ビタミンは過剰摂取した分については、尿などと一緒に排出され、健康被害がないため、栄養療法では、ビタミンB群を、その人が必要とする最大量まで多めに摂るということを行います。
3．ビタミンC
ビタミンCもビタミンB群と同じく栄養療法では重要な栄養素の１つです。ビタミンCも水溶性のビタミンのため、栄養療法のクリニックでも1000ｍｇ以上の摂取を指導されることもあります（ビタミンCの働きについて）。ドーパミンやノルアドレナリンの生成に必要で、その他には、生体維持全般にも作用します。さらに、かなり強い抗酸化作用があり、ストレスに対する耐性がつくようになります。
4．アミノ酸
トリプトファン・フェニルアラニンなど、セロトニンやノルアドレナリンと言った脳内物質の生成に必要になります。アミノ酸はたんぱく質を分解したものですが、特に肉類、豆類を積極的に食べない方は不足している可能性がかなり高いかもしれません。細かい説明は避けますが、アミノ酸のサプリだけは空腹時に飲むようにしてください。
5．ホスファチジルセリン
うつ病では、コルチゾールによって脳細胞を死滅させ、脳を萎縮させるという弊害を与えています。このコルチゾールを抑制する作用がホスファチジルセリンにはあります。脳の働きが落ちた、集中力や思考力が無い、といった方には必ず飲んで欲しい栄養素です。
6．DHA－EPA
必須脂肪酸（＝オメガ３とオメガ６）と呼ばれるＤＨＡ、ＥＰＡは、脳細胞の材料となります。鬱状態から抜け出せるイライラしなくなる、よく眠れる、などの効果が期待できます。うつ病で、死滅、委縮した海馬などの脳細胞を再生させるためには、重要な栄養素です。記憶力、集中力が低下している人は、必須です。
7．グルタミン酸
栄養療法のクリニックでは、グルタミン酸を1500ｍｇ以上、摂取するよう指導される事があります。グルタミン酸はそれ自体が興奮性の脳内物質でもあり、また、精神を安定させるＧＡＢＡ（ギャバ）や、意欲に関係するノルアドレナリンといった伝達物質の原材料にもなるアミノ酸です。脳内物質の正常化、安定化にグルタミン酸は効果を発揮します。脳により届かせるために、このサプリメントだけは空腹時に取るようにしてください。
8．コエンザイムQ10
コエンザイムＱ１０は、脳内物質やホルモンの合成に必要で、加齢とともに減ってしまう補酵素です。細胞内のミトコンドリアに存在し、生命活動を支えるエネルギーの産生に関わっており、うつ病はミトコンドリアの異常によるという仮説も存在しています。栄養療法クリニックでも積極的に処方されることがよくあります。筆者の経験では、コエンザイムＱ１０を飲んで力が沸くような感覚がありました。元気や気力が湧かない人におすすめです。
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「 サプリの錠剤が大きくて飲めない・・・ 」という方には、タブレットカッター
