ノーベル化学賞の受賞者であるライナス・ポーリング博士が精神疾患の治療に栄養学の観点を持ち込んだ最初の研究者であり、本著書のエイブラハム･ホッファー博士はその主張を引き継ぎ、特にナイアシンの投与を中心とした統合失調症の治療に成果を上げてきました。栄養療法は、分子整合医学とも呼ばれ、特に水溶性ビタミン（ビタミンB群とC）の大量投与によるうつ病の改善例が解説されています。

ストレスにより脳細胞が死滅し、脳が萎縮していることをＰＥＴやＭＲＩによる画像解析によって解説している本です。特に、記憶を司る海馬周辺の脳の萎縮が指摘されていて、うつ病で記憶力障害が発生するのは、このことが原因と考えられています。

認知療法についての書籍です。うつ病の原因には「心のクセ」が潜んでいることが多く、たとえば、自分を責めすぎてしまったり、過度に心配しすぎたり、謙虚な気持ちや反省の心が強すぎたりと、心を無意識に酷使していることがあります。